通信の歴史

TCP/IPの勉強をしている.
通信の歴史についての記述がわかりやすくて面白いのでまとめる.


主に軍事目的で発展してきた通信技術.
通信の始まりは狼煙(のろし)からきている.
敵の侵攻を遠くにいる人に伝えるために煙をあげた.
煙が見えないほど遠くにいる人に伝えるためには,中継地点を設けて遠距離通信を可能にしていた.
この方式には2つのデメリットがある.
1つは単位時間あたりに送れる情報は極めて小さいこと.(伝送効率)
もうひとつは,各地点に人を配置するため人的リソースが必要であること(コスト)
中国の万里の長城では,煙に替わって灯火を用いて同様の通信を行なっていたと言われている.

次に出てきたのはモールス信号
ここでは,情報と二種類の信号(トン/ツー)の対応関係を定めるアイディア(符号化)が採用された.
また,信号の開始の合図,理解したかの確認,信号の終了の合図といった規則(プロトコル)も使っている.


上記の内容は独習TCP/IPを読んで内容を再編集したものである.
この後の内容としては,電信,文字コードといったものが解説されていた.
通信の歴史を導入としてTCP/IPの説明をわかりやすく解説している点で本書は秀逸であると思う.


わからないものは歴史的経緯から理解していくと,記憶に残るし理解しやすい.
技術の仕様における「なぜ?」を解決する方法として「歴史を学ぶこと」の重要さが身にしみてわかった.

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