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Startup Session@大阪イノベーションハブに行ってきた話

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Startup Session@大阪イノベーションハブに行ってきた. 元々のモチベーションは, 起業ノウハウを知りたいとかいうものではなく, 辻野晃一郎さんの仕事観や将来の家電業界をどう見ているのかを知りたかったから. GoogleとSonyで働いた人が,未来に何が必要で今どう行動すべきだと思っているのかが気になっていた. このイベントでのメモをまとめておく. 【大阪発イノベーションは世界を変えられるか?@辻野晃一郎】 - 東日本大震災で考えたこと   様々なdecisionのスピードを上げていかなければならない   コンセンサスを疑わない日本国民の持つ問題が浮き彫りになった - デジタル家電はコモディティ化した        家電新製品も半年程度で半値.        もはや消耗品なので壊れたら修理よりは買い替えになってる.        ⇒ 家電を取り巻く環境も大きく変わり,家電そのものの再定義が進んでいる. - あらゆることの再定義が進んでいる       グローバルインフラとしてのインターネットが考え方を変えた       グローバリゼーションの再定義 - Googleの目線   Googleでは地球規模で物事を考えている   目線の高さを変えると発想が変わる   小手先のノウハウよりもマインドセットの持ち方こそが重要. -  これからの家電   雲を除く窓としての家電機器の再定義   日本が世界に先ん出ていた家電機器の時代は代わった.   => Googleはmotorola買収後,ハードウェアも精力的に作り始めている.   (例) Sony/Googleのウェアラブルデバイス     Sony HMDとGoogle glass     家電屋さんは既存の流れで同じものを作ってしまう 一方で,シリコンバレーの連中が作るものは概念が違うものをつくってしまう. クラウドを    家電の世界はすでに再定義が進んでしまった.    新しいプレイヤーに置き換わった   自動車業界は...     無人走行の世界で最も進んでいるのはGoogle          => 自動走行車は複数の州で無人走行できる     ITデバイスとしての車の再

How to download files automatically with python + cygwin

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There are excellent lectures in coursera. I like startup engineering the most. From the lecture, we can get knowledge about how to utilize IaaS especially AWS. AWS made it easy to get in touch with computing with good hardware without purchasing PC. Then, I want to learn the lesson offline. It is because there's no network infrastructure outside my room. But it takes a lot of time to download all the contents by clicking through browser..... So I implemented a python script to get all the files from the site. The following script is one of the example for achieving that. This script was confirmed to function well under cygwin + python2.5. import subprocess, sys # --------------------- def wgetFunc(destFile, url): cmd = "wget --no-check-certificate -O " + destFile + " " + url print cmd subprocess.call(cmd, shell=True) # --------------------- # Parameters ---------- destDir = "/cygdrive/d/tmp/" searchStr = &q

USBデバイスを単独実装してるペーペー開発者の戯言

某USBデバイス開発をスクラッチから担っているものです。 揺りかごから墓場まで、設計からサポートまで。 一貫して全部やらせてもらっております。大した能力もないのに。 つまづきながら覚えていくことは多かった。 # ちなみにまだ実装は 終 わ っ て い な い。絶賛炎上中。 今日は今までのおさらい。 ========= 回想 ============= ある日、何やらUSBデバイスを急に作れという話が偉い人から降りてくる。 こんな感じの仕様で、こんなことを実現して欲しいと淡々と言われる。 開発の下っ端の自分はNoというチャンスはなかった。 決まってるから実装しろ、ただそれだけ。 コンセプトレベルからこうやったら売れるみたいな話まで提案できないし、 どう考えても魅力的ではないプランを、とにかく実装させられるだけ。 ものすごい違和感が、ざわざわと音を立てて湧き上がった。 って感じでしたが抑える。 その後、評価面談なるクソみたいな形式的なものに付き合わされた際、 どうしても問題提起したくてこの「天から舞い降りてくる素晴らしい全自動奴隷システム」について、 会社のヒエラルキーのなかでのいわゆる偉い人に言ってみた。 端的にいうと、「誰かが決めたことに文句言わずについてけ、ペーペーなんだから」 って返答がもらえた。 この人、この間までこのプロジェクトに反対していませんでしたっけー。 諦めがついた、この会社で偉くなってもこの程度なんだから。 偉くなる人はたぬき。 上に行くために必要なことをするだけの人。 ペーペーは考えるチャンスを奪われる。 能力が育たない。 結果、会社に買い叩かれる。 この違和感は忘れちゃいけないと思った。 一種の洗脳かと思った。 絶対に忘れない。 次の日、自分は考え方を変えた。 「これはビジネスじゃない、おべんきょうだ」 スクラッチからデバイス開発なんてなかなかできない。 ましてやいっぱい数が出るデバイスだ。 まぁいい、やってやろうじゃないか。 おべんきょうでお金貰えるなんてサイコーって気持ちで。 貴重な人生をこんな製品の実装に費やすのは少し残念ではあるが、 金無しスキル無し人間なので、これはいい意味での踏み台だと解釈。 意識が変わった、仕事が面白くなった。 USBにはプロ

C言語でBluetoothスタックを叩きたい人のBluetooth開発入門その2

Bluetoothを扱うソフトウェアエンジニアにとって必要な知識は段階があると思う。 私は色々と遠回りをしてしまったので、二の足を踏む人が少しでも減ればと思い今回の記事を書く。 私が初めにとった学習方針は「いきなり完璧を目指す」ものだった。 というのも先輩に進められるがままこちらの本を借りて読んでみたのだ。 、、、意味がわからなかった。 というのも、こちらの本は情報の粒度が細かすぎて私の知りたいコトの要点がぼやけてしまうという問題があった。 ただ、先輩がこの本を薦めてくれたのには理由がある。 日本語の本で技術的に正確なことを記載しているものは実質この本だけだったからだ。 著者はBluetoothの仕様を策定したericsson社のエンジニアが書いたからだ。 確かに正しいし必要な知識はすべて書いてある。 だが、必要な知識を効率よく収集することには向いていない。 ブラックボックスをなくすことは徹底すべきだと思うが、 最終的にものづくりを目標としているソフトウェアエンジニアにとっては、 いい学習方法とはいえない。 私が経験的に学んだ学習のステップは 「ソフトウェアスタックを上から下にたどること」 Bluetooth/USBでいうと、 アプリ/テスト開発 => ライブラリ開発 => デバイスドライバ開発 => デバイス開発といった流れだ。 まずはAPIを手順通り呼んだらとりあえず実装できることを体験する。 動作を見つつ自分なりに使えるミドルウェア・ライブラリを書いてみる。 なれたところでデバドラのソースコードを見てみる。 デバイスを作ってみる こんな感じで理解を深めていければいいんじゃなかろうか。 ちなみに私は現在USBのライブラリ開発をして、 USBとはなんぞやを学んでいます。 USBについては日本語で有用な書籍がたくさんあるのでBluetoothより学習し易い環境でしたー