戦略思考コンプリートブックをコンプリートしてみる
まえがき
普段仕事をしていて、色んな人に雑多に物事を言われると、
頭のなかが整理できなくてこんがらがってしまう。
やれと言われたことも忘れてしまう。
メモはしてるけどパッとやることが出てこないことがある。
メモリ容量が小さすぎていつもHDDに保存してるイメージ。
外界からの情報を脳内でうまく再構成して圧縮する機能は実現できないだろうか。
イメージは、
外界からの情報(Input) -> Parser(スキル) -> 思考を巡らせる・・ -> アクション(Output)
書いてて思ったけど、周波数解析がこのイメージに近い。
入ってきた信号を窓関数をかけて細切れにし、ある軸に沿って成分を測定する。
そんな定理・公式はなかろうか。
本屋さんやらAmazonさんやらをうろついて情報収集したところ、
この辺りは大抵コンサルティング業界でノウハウが溜まっている模様。
そこで、戦略思考・コンサルティング系の本を読みあさってみた。
いっぱい読んでいくとアタリ・ハズレが少しづつ見えてくる。
また、読むべき本の順序もあ~、これ先に読むべきだったとか思い返すと残念な気持ちになったりする。
今日は入門編としてはじめに読むべきと個人的に思っている、
「戦略思考コンプリートブック」を紹介してみます。
コンプリートと言っているものの、これは何も知らない駆け出しサラリーマンが戦略思考・ロジカルシンキングに入門するのに最適な本です。
わかりやすさは群を抜いています。
著者はA.Tカーニー出身の河瀬誠さんで、MK&Associates という会社で企業研修の講師もされているようです。高そうだけど、受けてみたい。。。
私は本で買いましたが、kindle 出てるの知らんかった。。
以下、ざっくりメモ。
個人的なメモ
≪章立て≫
序章 戦略思考であなたの付加価値を高めよう
第1章 戦略思考のアプローチを知ろう
第2章 左脳でイシューツリーを作る
第3章 右脳で仮説の手がかりをつかむ
第4章 論点を分解し初期仮説を作る
第5章 仮説を実際に検証してみる
終章 戦略思考であなたの人生を豊かにしよう
序章:
「戦略思考 = ビジネスパーソンの思考のOS」 というキャッチーなワードで始まります。
仕事をする上でのベースとなる基礎能力として戦略思考があります。
仰々しく言っているけど、要は頭の動かし方。
決まった枠組みで思考パターンを繰り返せばそのうち上達してスピーディーに物事を考えられるようになる。
戦略思考を要素分解するとざっくり 「左脳のロジック(@第二章)」 + 「右脳のクリエイティビティ(@第三章)」となる。章立てから構造化されていてわかりやすい。
第一章:
戦略思考の手順としては、仮説 -> 検証の繰り返し。
仮説(仮の結論)を出して、それを検証。
間違った点を仮説に反映させ修正・高度化、検証、・・・の繰り返し。
ヒューリスティックな手法にはなるが、複雑な問題の解法としては適切か。
仮説と検証のイテレーションをいかに早くぶん回すかが肝のようだ。
取り組む問題はえてして大きくて複雑なものが多い。
なるべく小分けに分解して分割統治法で攻める。
( クイックソートのアルゴリズムも分割統治だったなぁなんて思い出す。 )
個別の論点に分解する(イシューツリー作り @ 左脳)、
論点ごとに仮説 -> 検証を繰り返す(仮説作り @ 右脳)
論点ごとの結論を合成して全体の結論とする
第二章:
大きな課題を細切れのサブイシューに分解して構造化する。
分類の際は MECE ( Mutually Exclusive & Collectively Exhaustive ) 漏れ無くダブり無く分類することを意識する。
分類の軸はフレームワーク (3C, 4P, etc) だとかでノウハウは体系化されている。
イシューツリーは分類の軸で変わってくる。これは分析者の意思表明にあたる。
例えば軸を出す順番。プライオリティの高いところから出していく。
イシューツリーの階層数は重要なものに関しては深く。
参考書籍は以下。
第三章:
- 顧客視点から発想する
- 前提条件を疑って常識を外して考える
書いてあることはごもっともなんだけど、
実際自分で実践してみないと意味合いが理解できないイメージ。
推薦図書として考具が紹介されていたので読んでみようと思います。
第四章:
第五章:
これから読む。
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