テルマエ・ロマエに見る法則
いま話題の「テルマエ・ロマエ」をコンビニで立ち読みしてきた. Wikipediaにある概要は以下のとおり. 古代ローマ 時代の 浴場 と、現代 日本 の 風呂 をテーマとしたコメディである。 入浴 文化という共通のキーワードを軸に、現代日本に タイムスリップ した古代ローマ人の浴場設計技師が、日本の風呂文化に カルチャーショック を覚え、大真面目なリアクションを返すことによる笑い [2] を描く。 面白い部分は,まさにここに書かれている通り「古代ローマの大真面目なリアクション」にある. 異なる時代の異なる人種からみた日本の風呂の面白さと,表現の秀逸さ. - 書店員の選ぶ マンガ大賞 2010 [4] - 第14回 手塚治虫文化賞 短編賞 [2] 受賞 - 「 このマンガがすごい! 」2011年版オトコ編2位 - 全国書店員が選んだおすすめコミック 2011、3位入選。 これらの実績からも,万人受けする名作であることは間違いない. テルマエ・ロマエは,古代ローマ時代と現代日本を行き来する古代ローマ人の物語. 互いに重なり合わない2つの時代を主人公が行き来するパターン . これは最近の勝ちパターンのような気がする. TBSで高視聴率だったドラマ,「 JIN - 仁- 」. これは,主人公である南方仁が現代から江戸時代にタイムスリップする話. 売れっ子作家の中には,【いま売れる物語の公式】が暗黙知として宿っているのではないだろうか.