最高の入門教材、「沈黙のWebライティング〈SEOのためのライティング教本〉」の感想まとめ
ブログで収益化するぞー!!と気合を入れてブログをはじめたものの、
文章を書くのが苦手な私は、時間をかける割に成果が出ずに頭を悩ませ続けてきました。
なにか良いノウハウが欲しい。
そんなときに運良く出会ったのが、「沈黙のWebライティング」の一冊です !!
ブログの収益化に不可欠な「SEOに強いライティングスキル」をマンガを通してやさしく学ぶことができます。
この本、実務的かつ非常にユニークで読みやすいライティング教本でして、内容の充実度がヤバい!!
今回は「沈黙のWebライティング」で得たノウハウについてまとめてご紹介したいと思います。
今の Google は検索エンジンを使うユーザーの意図を満足させるコンテンツを上位表示させる傾向にあります。
Google が掲げる 10 の事実 によると、「ユーザーの利便性を第一に考えている」とのこと。
したがって、本質的にユーザーにとって良いことをするという考えのもと、
検索エンジンを使うユーザーの「意図」を推測して、ユーザーを満足させるコンテンツを作るとよさそうです。
コンテンツ制作の際の Tips としては、試しに自分が上位表示させたいワードで検索してみて、
「実際に上位表示されているコンテンツがどんなものかをマインドマップにまとめてみる」などして分析するとよいです。
検索結果から相手の関心の対象を考え抜いて、「相手が求めるものはコレだ!」といった確度の高い仮説を立てましょう。
他にはないオリジナリティを追求しよう
「Unique Selling Proposition」、すなわち USP を意識しましょう。
検索上位上位のコンテンツを参考にしつつも、他のコンテンツにはない自分ならではの違いを出しましょう。
情報過多は「選択のパラドックス」を招く...!
ここではコンテンツ制作の注意点として、「選択のパラドックス」を紹介しておきます。
「選択のパラドックス」とは、本来、選択肢が多いほど人は満足度が高まるものと考えがちですが、
「選択肢が多すぎると却って何かを選べなくなってしまい、満足度が高まらない」という説のことです。
参考のため心理学者バリー・シュワルツの ted トークを紹介しておきます。
http://www.ted.com/talks/barry_schwartz_on_the_paradox_of_choice?language=ja
多すぎる情報は脳の負担となって、選択行動の妨げとなるので、
読み手に何かアクションを取ってもらいたいのであれば、
数多くコンテンツを掲載するのはいい方法ではないかもしれません。
企業の宣伝でいえば、「たくさんある他社と比べて優れている」という見せ方ではなく、
「この商品は他にはないこんな強みがある」という見せ方にシフトしましょう。
文章を読んでもらうために重要な3つのこと
1. 読み手にとって「自分事」になる感情や情報を取り上げる
感情は人に紐づくもので、「誰」がその感情を発しているかで、その感情のニュアンスは変わってきます。
たとえば、婚活体験記ひとつとっても「アラサー女子目線」なのか「20台前半の女の子」なのかで共感を得る読者も異なります。
「話者を明らかにすること」は、狙ったターゲットに狙った共感を起こす手助けになります。
2. 思わず読み進めたくなるような「適度な興奮」を提供する
適切な感情表現を使って読み手の興奮を誘いましょう。
また、ネットで読む文章であることも意識して、
改行や空白の入れ方を工夫して、「リズム」を作りましょう。
3. 読み手の脳の負担を減らす
伝えたいことがきちんと伝わるよう、「見やすさ」や「わかりやすさ」にこだわりましょう。
SEOに強いコンテンツで必要なのは“ユーティリティ要素”を意識することです。
そのために以下のポイントに注意してコンテンツを作りましょう。
見やすさ
* 記事の更新日を記載する(情報を求める人の多くは新しい情報を求めるので、記事の内容が新しい情報であることを明示しましょう。)
* 記事に書かれている内容をファーストビュー(冒頭文)で、簡潔に要約する(Webで記事を読む人たちは、その記事に自分がほしい情報があるかどうかがわからないとすぐに離脱します。その記事に何が書かれているのかを冒頭でわかりやすく伝えましょう)
* 記事にどんな情報が書かれているかがわかるように、「ページ内リンク」としての「目次」を設置する(情報量が多い記事の場合、「どこに何が書かれているのか?」がわからないとユーティリティ要素を担保しにくい。そのため、リンク付きの「目次」を使い、記事で扱う主要な情報を伝え、読み手が求める情報にすぐ移動できるようにする)
わかりやすさ
わかりやすい文章とは、読み手にとって「なぜ?」という疑問が残らない文章。
相手にとっての「なぜ?」を消化するために、書き手は読み手に対して、適切な「論理」を与えましょう。
論理とは、「物事の法則的なつながり」です。
読み手によって既知の事柄は異なってくるので、読み手の知識レベルを想定した論理の構築が不可欠です。
バズらせるための戦略を立てよう
共感層の巻き込み
共感させたい対象が誰で、どんな感情を共感させたいかの戦略を持ってコンテンツを作りましょう。
世の中で起きているトレンド、炎上ニュースなどは、
読み手の感情に強い共感を起こし、ソーシャルメディアの拡散につながり、それが「バズ」と呼ばれる。
「客観性」の担保
作りたてのサイトでは、既存のメディアに比べて信用が紐づいていません。
信用が「個」に紐づいていない状態なら、「数」で担保することを考えましょう。
たとえば、「みんなが言っていた」、「有名なあの人が言っていた」という情報は信憑性が上がるでしょう。
コミュニケーションにつながる演出
たとえ話や面白いフレーズは、記事の内容如何を問わず、誰かとコミュニケーションする際のネタとしてソーシャルメディアに投稿されやすいです。
また、読者が心置きなくツッコめるように、「メタ的な視点誘導」も意識するとよいです。
「今回の記事を読んで、あなたはどう思われますか?」という形で、結論を読者に委ねることで、
読者が自分の意見を発言したくなるよう導いたり、
自分の存在を小さく見せることで、読者に「上から目線」をもたせて読者にツッコミをいれさせたり。
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