【講演メモ】第5回京商インバウンド対策企業ミーティング(村山慶介氏 株式会社やまとごころ 代表取締役)
第5回京商インバウンド対策企業ミーティング
最新動向から見るインバウンドのマーケットの動きから、
「モノからコトへ」外国人旅行者のニーズに対応するための戦略について考えます。
「モノからコトへ」外国人旅行者のニーズに対応するための戦略について考えます。
講演 村山慶介氏(株式会社やまとごころ 代表取締役)
旅行博での話
ジャカルタ旅行博にて
海外旅行博に出かけた時の話。
- 観光のPRだけでなくガンガン物販していた
- 日本企業が多々出展。
- 着物を着て写真を撮るようなイベントを東京都が実施。(人気)
- インドネシアからの訪日旅行は価格が高いのが現状(でも売れている)
北海道は台湾中国の観光客がほとんど。2割3割減ってきている。
台湾旅行博にて
神社が出展していた(東京大神宮)
旅行博に出てダイレクトに消費者とコミュニケーション
旅行博に出てダイレクトに消費者とコミュニケーション
旅行博の意味合いの変遷
過去は旅行会社にチケットを預けておけば売ってくれた。
個々最近は売ってくれずに全部はけない。
団体から個人にシフトしてきているので、ダイレクトに消費者と接点を持たなければならなくなった。
個々最近は売ってくれずに全部はけない。
団体から個人にシフトしてきているので、ダイレクトに消費者と接点を持たなければならなくなった。
ビジット・ジャパン, 日本ならではの体験
外国人の体験ツアーについて
欧米の方々(富裕層)に人気な体験は「相撲稽古みてちゃんこを食べる」
アニメとのコラボ(聖地巡礼)
日本のアニメとコラボした聖地巡礼
ベトナムでどら焼きが売れている
インドネシア人のスキな日本の食べ物 => 鮨天ぷらうどんどらやき。
ドラえもんのおかげで人気のよう
ベトナムでどら焼きが売れている
インドネシア人のスキな日本の食べ物 => 鮨天ぷらうどんどらやき。
ドラえもんのおかげで人気のよう
普通に過ごしていても、海外の目線がないからわからない。
現地の方々の目線を理解すること が大事。
現地の方々の目線を理解すること が大事。
マーケットの動き
日本の旅行収支の推移
人口減少と国内市場の限界
人口減少と国内市場の限界
インバウンド市場の魅力
- プラスオンの市場
- しがらみ、既得権益がない
- 狙う市場や切り口次第で No.1 を目指せる
テーマを絞れば絞るほどそこは空き地
事例として「ひたち海浜公園」が挙げられた。
1枚の写真1枚がWeb 上で拡散され、あっという間に有名になった。
1年間で観光客数 9.3倍に伸びた。
外国人観光客からみた日本の観光スポットといえば、「ゴールデンルートとひたち海浜公園」
1枚の写真1枚がWeb 上で拡散され、あっという間に有名になった。
1年間で観光客数 9.3倍に伸びた。
外国人観光客からみた日本の観光スポットといえば、「ゴールデンルートとひたち海浜公園」
爆買いは終わったのか?
中国人観光客の消費単価は年々下がってきている。
化粧品日用品に関しては下がっていないが。
昨今の円安のおかげで売上が落ち込んでいた高単価な商品はもどってきた感はある。
化粧品日用品に関しては下がっていないが。
昨今の円安のおかげで売上が落ち込んでいた高単価な商品はもどってきた感はある。
一人あたり消費額は減少しているものの、他の国よりも依然として中国人観光客は高い購買力があるので無視できないマーケット。
日本でしか買えないもの、日本で買う付加価値の創出が鍵。
世界の観光客数と成長予測
インバウンドに起きている変化。
「バブルではない、トレンド」 中長期的視点でインバウンドを捉えるべき。
「バブルではない、トレンド」 中長期的視点でインバウンドを捉えるべき。
インバウンドに起きている変化は?
団体から個人へ
団体観光を利用する中国人は 2013年6割、2016年4割と減少傾向。
狙うターゲットを絞る
趣味層、ムスリム、中級層、富裕層、ビジネス層、家族層、etc...
外国人観光客と行っても一網打尽はない。
ニーズの多様性を捉えてうまくマッチングしていく必要がある
外国人観光客と行っても一網打尽はない。
ニーズの多様性を捉えてうまくマッチングしていく必要がある
都市部から地方へ
日本地図をおいて、行きたいところ、行ったところにシールを貼ってもらう調査をした
=> 「リピーターの行動範囲はさらに地方へ」
=> 「リピーターの行動範囲はさらに地方へ」
モノからコトへ
娯楽サービスについての消費は全体の 1% 程度。
消費の多くを占めるのはモノ。
コト体験はあくまでフック。「コト体験 + モノ」が重要。
消費の多くを占めるのはモノ。
コト体験はあくまでフック。「コト体験 + モノ」が重要。
キーワードは「ローカル」
集客するのに金も時間も掛かる。
プラットフォーム「Voyagin, viator」とかに載せたりしてうまく使う。
プラットフォーム「Voyagin, viator」とかに載せたりしてうまく使う。
(例)岐阜羽島の刀鍛冶
1日44000円、1組のみ。大満足の口コミ。
訪日観光3つの価値
- 日本人の気質
- 日本人の作品
- 日本人の生活
外国人目線でストーリーを考える
- 甲冑はどんなのが人気?
- NHKで放送中の真田幸村ではなく、「ダースベイダーのモデルである伊達武者」
- 外国人の頭の中を客観的に覗く
- Google Trends, 画像検索, Inbound Insight を活用した地域資源の発掘
売っていきたいもの・販売したいコンテンツで検索すると、
外国人がなにを求めているかが客観的なデータから把握できる。
外国人がなにを求めているかが客観的なデータから把握できる。
外国人観光客による不満ランキング
- 外国語サービスが少ない
- 無料WiFi の整備が遅れている
- 食券システムがわからない
- 飲食店で食べ方を教えてくれない
- 現金しか使えない
商業施設における外国人観光客からのクレームは?
「無視されていると感じること」 店員さんは語学に自信がなくて避けがち。。
対策としては、
- 多言語でポップをする
- 指差しツールを使う
なと、ツールを活用すれば店員さんも、お客さんも気が楽です。
売り逃しを防ぐ
欧米とアジアのお客さんの買い方に決定的な違いがある。 買い方を捉えた売り方を考えるべき。
- 欧米人) いろいろとうんちくを語らないといけない
- アジア人) 高いものから買う傾向にある
話に出てきた気になるサービスまとめ
- やまとごころ.jp
- 村山氏が運営している Web サービス
- 各国の観光・旅行に関するマーケット情報や、インバウンドに関する情報が沢山掲載されている
- Voyagin
- 現地ならではのローカル・かつユニークなご当地ツアーをカンタンに検索できる旅行体験のフリーマーケット
- Viator
- Voyagin と同様に旅行体験のフリマ的なアプリ?
- Google Trends
- もはやいわずもがな。人の検索履歴から、どんなことに関心があるのか・どんなものと関連が深いのかがわかるサービス
- Inbound Insight
- これは知らなかった。
- 訪日外国人観光行動分析ツール。
- SNS 上でのツイート・投稿を収集して、いつどこでどんな内容が発信されたかを検索可能にしているサービス。
- 無料でもある程度使えるっぽいけどあまり詳細はわからない。
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